さてさて、昨年に引き続き、
わが『石巻さかな女子部』は
今年もお声がけをいただきまして
ほや祭りに参戦してまいりました!
知らない人のために説明しますと、
「ほや祭り」は新しい祭りながら、
既にすべての宮城県人が
待ちきれない!と語る(未確認情報)、
GW中の一大イベントとして成長。
仙台にある勾当台公園(こうとうだいこうえん)
という憧れの大舞台で、
(東京でいうところの代々木公園的な)
20~30店舗が出店。
多くの店で
ほやを使ったオリジナルメニューを販売し、
お客さんの投票で決まる
「ほやレシピグランプリ」も開催されます。
そこでわが『石巻さかな女子部』はなんと、
初出場でいきなり特別賞(実質の準グランプリ)を
ゲットするという快挙!
ちなみにこちらが、
かの大舞台を震撼とさせた受賞作品
『ほや三姉妹』です。
一人ひとりご紹介すると、
その中でも今年は、
昨年の一番人気で速攻、
完売してしまった長女『ほやなでしこ』を
フューチャーすることにしました。
名付けて、
『帰ってきたほやなでしこ』であります。
丸々1個のほやの中に紫蘇ご飯を詰めて
天ぷらにしたもの。
とにかくテッパンのおいしさで、
ひとつ食べたら、
もう1個買いに来るというリピーターが続出の
幻のレシピです。
しかしながら、
作るのに相当、手間がかかる。
とにかくまずは、
ほやを剥いて剥いて剥きまくらねばなりません。
仕込み初日
昨年は、さかな女子部の弟分である
『石巻にく男子部』とのコラボ出店だったので、
力仕事はすべて、
男子たちに押し付けることができました。
しかし今年は、まさかの単独参戦。
仕込みの初日、
まずは軽トラを借り、
200㎏のほやを自ら受け取りに行くというところから
始めねばなりません。
昨年も参加したメンバーは、
この『ほや祭り』というヤマが
いかに高いかを知っているので、
久しぶりに集まったという喜びもつかのま、
とにかく黙々とほやをむき始めます。
夏に旬を迎えるほや。
若干早めの4月や5月には、
なぜかお腹(なのか?)の中に、
黒いう●こ(なのか?)がたっぷり詰まっています。
これをきれいに取り除くのが大変。
ちなみにこれ、
旬の終わりごろになると
なくなっていくから不思議。
2日目、ハプニング発生!
初日に殻をむき、中を掃除したほや。
2日目は、いよいよ調理です。
『ほやなでしこ』は昨年も作ったからと
余裕をかましていたところ、
ハプニング発生!
今年はほやの出来が全体的に良いからか、
水分が多い模様。
昨年と同じ作り方では、
中のごはんがベチャベチャになってしまう
という問題が発覚しました。
そしてなんとか、
『ほやなでしこ』400個のほか、
今年の新メニューである
『ほやパエリア』と『ほやクラムチャウダー』、
『ほや天ぷら』の仕込みを無事、完了いたしました。
しかしながら、ひそかにこの日、
部長は眠れぬ夜を過ごしました。
昨年は晴天で大成功だったほや祭り、
今年はまさかの強風、
豪雨予想ではありませんか!
既にブッコんだ経費は10万円越え、
回収できなければ
自らかぶるしかありません。
もはや『石巻さかな女子部』といえど、
プロのテキ屋さんと
同等の覚悟が必須なのであります( ;∀;)
奇跡のV字回復
夜中はビュウビュウと激しい風雨でしたが、
朝起きると小雨模様。
天気回復の兆しに、希望がわきました。
ああ、神様。
どうか自腹を切らなくてすみますように!
朝5時30分に石巻を出発、
途中、必要なものをゲットしながら
仙台は勾当台公園に軽トラで乗り付けます。
『ほやなでしこ』ってナニ⁉
と皆さん興味深々。
中には、
昨年は速攻の売り切れで食べ損ねたという人が、
一年越しで買いに来てくれたというケースも多く、
嬉しい限りでございました。
ほやパエリアも、
ほやクラムチャウダーも大好評。
やはり天候のせいか、
昨年には及びませんでしたが、
なんとか赤字にならず、
活動費のプールもできたことに
胸をなでおろした部長。
しかし、何よりもうれしかったのは、
今年も新しいメンバーが、
ぞくぞく参加してくれたことです。
漁師の妻や娘など、本物の海の女たちも入部。
さまざまな顔ぶれがそろう
わが『石巻さかな女子部』は、
ますます最強チームと化してまいりました!
さかな女子部
2015年秋にスタートしたコミュニティ活動。水産の街・石巻から日本の魚食文化の復活を叫ぼうという大志を抱き、そのためにはまず、自分たちがもっと魚を楽しまなければ!と、おろし方や料理法の学習にとどまらず、新メニュー開発やイベントでのPRなど、「魚」をテーマにさまざまな活動を続ける。『ほやレシピグランプリ2017』では特別賞を受賞。入部希望者は随時受付中。お問い合わせは『合同会社よあけのてがみ』まで📩info@yoakenotegami.com
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