牡蠣、キター!
美味しいものが
わんさか登場する宮城県の冬。
中でも10月から4月頃にかけては、
牡蠣ですよ牡蠣!
1粒でインパクト大、
ぶりっぶりの牡蠣を
気軽にいただけるのが
産地に住む醍醐味であります。
そこで我々『さかな女子部』は、
さっそく『おうちでできる
簡単な殻付き牡蠣の開け方』を取得すべく、
外部講師をお招きし、
牡蠣を学び、食す会を
開催いたしました。

ゲスト講師は、水産庁長官任命『お魚かたりべ』の酒井敬一先生(宮城県農林水産部水産業振興課)。写真は、「このお椀のような形が最高の牡蠣なんです!」と力説の場面

牡蠣の生態や種類など、さかな女子部活動では珍しい座学も新鮮でした💛
皆さまの中には、
スーパーに並んでいる
パック入りの牡蠣しか見たことがない
という方も多いでしょう。
その点、しつこいようですが
わが石巻は牡蠣の大産地
でありますゆえ、
殻付きで買って、
家で食べる
とか
牡蠣小屋さんで
殻付きのまま炭火で焼いて食す、
なんてことが
気軽に楽しめるのであります。
その際、
自分でサッと殻を開けたり、
殻が開かないと苦労している人から
「かしてみ」と奪い取り、
何食わぬ顔で開けてあげる、
そんなカッコいい女子に
なりたいと思いませんか。
はい、それでは。
前置きが長くなりましたが、
『おうちで簡単、
殻付き牡蠣の開け方』はこちら!

用意するものは殻付き牡蠣と調理バサミ(なければニッパ)とバターナイフ状のヘラ(ステーキナイフなど)

牡蠣のお椀になっている方を下にして、利き腕とは別の手のひらにセット。まずは殻の先端を調理バサミでザクザク切ります。手袋をするなら、牡蠣を持つ手のほうに

これくらい隙間があくとナイフを入れやすいでしょう
ここからいよいよ、
ナイフを入れるわけですが、
コツは、
中から殻を引っ張って
一生懸命、閉じている
「貝柱」を切断すること。
あてもなくナイフを動かすと
身が傷ついてしまいますので、
ここは一発で急所を仕留めたいもの。

先生の資料にも「攻める」という言葉が並びます。相手の急所を一発で仕留める…もはや格闘技の域であります
貝柱の位置をよく確認し、
いざ!

天井に沿ってナイフの刃先を沿わせ、貝柱を見つけます

手際よく牡蠣の貝柱をとらえた先生。さすがは達人であります

蓋の殻を手で外して、はい、あきました!
それではいよいよ、
さかな女子部員たちも実践!

1人あたり5個を実践。今年の冬は殻付き牡蠣をむいてむいて、むきまくるのであります!

しかしながら上手にむくのは難しい。身が割れてしまいました

殻の中でギコギコやり過ぎて、傷だらけ。プロへの道は遠いのであります!

素人がむくと貝柱が殻に残ってしまいます。重さで牡蠣を売買するプロの生産者にとっては、このちょぴっと残しの積み重ねが大きなロスになるのだとか
どんなことでも上達するには、
鍛錬が必要なのですね…。
これからは皆さまも、
パック入りの牡蠣を見たら、
殻むきの匠の技に
思いを馳せてくださいませ。
豪華絢爛!これが石巻の産直ランチだ
殻むきを特訓した後は、
みんなで料理をしていただきます。
今回のテーマ、
牡蠣のほかにも、
石巻の海の台所、
牡鹿半島に住む新入部員から
クジラやワカメの差し入れがわんさか!
どえらく豪華な
メニューとなりました。

五香粉で風味をつけた味付け牡蠣をお米&もち米に入れて炊く「台湾風牡蠣ご飯」とか

牡蠣に衣をつけて焼き、ケチャップや豆板醤を合わせて煮るフライパンひとつでできる『牡蠣のチリソース煮』とか

鯖の味噌缶をすり鉢ですってマヨネーズを加えたソースが珍しい『ワカメと玉ねぎの鯖味噌衣和え』とか

旬のレンコンをたくさん入れた『ワカメのピリ辛炒め』など
牡蠣ご飯が炊きあがる
約50分の間に
これだけの品数を作りました。
さすがは『さかな女子部』、
食に向かえば
その手際とチームワークのよさは、
ハンパなし!なのであります。

番外編と言いつつ、超豪華に『クジラの低温調理』にも挑戦。まるでローストビーフ
そしてついに炊きあがった
台湾風牡蠣ご飯の衝撃映像がこちら!

炊飯器を開けるとそこは牡蠣の海…
それではさっそく、
いただきまーーーーーーーーす!


自分たちで殻をむいた牡蠣は、とりあえず生で💛レモン汁のほか、タバスコもおすすめです

今回作ったお料理の全貌がこちら!牡蠣のお汁(写真右下)も作って全7品
青い海を臨む
最高のロケーションでの
豪華絢爛ランチ。
お腹いっぱい胸いっぱい💛
次回も、お楽しみに!

今回の会場は、牡鹿半島の鮎川にある「おしか番屋」さん。ガラス張りの小屋の中に簡易キッチンも併設。飲食スペースもあるコミュニティスペースです
石巻さかな女子部
![]()
2015年秋にスタートしたコミュニティ活動。水産の街・石巻から日本の魚食文化の復活を叫ぼうという大志を抱き、そのためにはまず、自分たちがもっと魚を楽しまなければ!と、おろし方や料理法の学習にとどまらず、新メニュー開発やイベントでのPRなど、「魚」をテーマにさまざまな活動を続ける。『ほやレシピグランプリ2017』では特別賞を受賞。入部希望者は随時受付中。お問い合わせは『合同会社よあけのてがみ』まで📩info@yoakenotegami.com
2015年~2017年の活動レポートは『海街さんぽ』のHPをご覧ください
さかな女子部のFacebookページもぜひチェックしてください!
コメントを残す