④がんばれ熊谷珈琲店!

東日本大震災で被災し、避難所で3ヶ月、仮設住宅で3年間暮らしたお寺の和尚が、奇跡の一本松や巨大なベルトコンベアで全国に知られることとなった故郷、岩手県陸前高田市のことを書いていきます。フレンチブルドッグのハナさんは震災でかつての愛犬を亡くした和尚のために、妻と娘たちが連れてきてくれた新しい相棒です
がんばれ熊谷珈琲店!

今回は、かさ上げ地にオープンした熊谷珈琲店を紹介します。

子供たちや遊び人が行き交う公園の道路を挟んだところにあります。

店主は、両親とおばあちゃんを震災で亡くし、

妹と二人きりになってしまった、

私の息子の同級生。

震災前、彼の実家はタバコ屋をしていました。

震災を機に東京から戻ってきた彼は「農家カフェ」で働き、

そこをやめてからは、

高田市のコミュニティカフェである「りくカフェ」を週末の夕方だけ借りて、

「くまカフェ」をオープン。

そして、今年秋には、

かねてから計画していた自分の店をオープンすることができました。

まだ周りに建物がないので、

ポツンとある感じの一軒家。

店の二階は自宅になっていて、

彼はかさ上げ地の住民、第一号にもなりました。

店内は禁煙かと思いきや、

以前は実家がたばこ屋をしていたこともあり、

窓側の数席は喫煙可となっています。

陸前高田では珍しく、

モーニングサービスもあり、

客入りは上々。

なんと、コーヒーで炊いたオニギリもあるとか!

高田に来たらぜひ、訪ねてみてください。

 

菅原瑞秋(すがわら・みずあき)
1958年生まれ。岩手県陸前高田市にある浄土寺の住職。以前は併設の幼稚園で園長も務めていたが、東日本大震災で寺は大規模半壊、園舎は跡形もなく流され現在休園中。奇跡的に家族の中には犠牲者が無かったが、愛犬一匹を失い、自身も避難所で3カ月、仮設住宅で3年間の生活を余儀なくされた。最大規模の被災地にある寺の住職として、犠牲者の魂や遺族たちの心を支え続けている。現在は妻と震災後にやってきたフレンチブルドッグのハナちゃんと生活。3人の子どもたちは成人し、それぞれ東京などで暮らしている。

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