よあけのてがみとは

その名に込めたストーリー

東日本大震災で

最大規模の被災地となった宮城県石巻市では、

ある母娘が自宅で津波にのまれました。

運よく家の屋根に上り、

九死に一生を得ましたが、

流されてきた女性を助けるも

目の前で亡くなってしまうなど、

それからも地獄でした。

濡れた体に雪まで舞う中、

屋根の上で一昼夜。

母娘で励ましあい、

必死に耐えましたが、

寒さと眠気で意識が朦朧としてきました。

「もう、だめかもしれない……」

母がそうあきらめかけた時、

夜がしらじらと明け始めました。

真っ赤な朝日が、

突然ふたりをまぶしく照らしたのです。

「太陽が、あんなに暖かいとは知らなかった」

ふたりはあの時の光景が、

今でも忘れられないといいます。

「よあけのてがみ」が目指すもの

「先行きを考えると不安になる」というのが、

現代日本人の常套句かもしれません。

被災、貧困、病、

過疎、孤独な老後や死……。

メディアにも、

不安をあおる情報が蔓延しています。

 

だけど、

本当にそうでしょうか?

実際には、

病になる前よりも後の方が、

良い人生を見つけたという人も多く、

東北をはじめとする

世界中の被災地では、

今日もたくさんの人が前を向き、

立ち上がっています。

一見、絶望的と思われる事柄の中にも、

明るい光が必ずある。

「よあけのてがみ」は

そのことを伝えるために

存在していきます。