㉑安くてなお、豊かな暮らし

東京でフリーライターをしていたアラフィフシングル女子。東日本大震災を機に東北へ通い始め、2015年にはついに宮城県石巻市へ移住。現在は庭付き中古一軒家を購入し、会社も設立。愛猫のふーちゃんと共に大海原へ漕ぎだした、そんなドキドキハラハラな毎日を記していきます 

㉑安くてなお、豊かな暮らし

東京暮らしの頃はそれなりに、

お洋服や靴、アクセサリーなど、

好きで買っておりました。

仕事のために出掛けても

その行き帰りに誘惑が多く、

ついショッピング。

特に、私が仕事をもらっていた

雑誌の編集部があるのは

銀座や東京駅付近など

キラキラスポットが多かったので、

打ち合わせよりも、

行き帰りの街歩きのほうが

断念、長かったと思います。

マルイ、マリオン、タカシマヤ…。

あー!久々に行きたいッ。

やっぱり女性にとってお買い物は、

ストレス発散になりますよね~。

 

一方、私が今、住んでいる石巻で、

ファッションスポットといえば、

イオン。

若い子に「休日はどこに行くの?」と尋ねると、

ほぼ全員が「仙台かイオン」と答えるほど、

支持率が高い

キラキラスポットであります。

しかしながら、

さすがにアラフォー、アラフィフともなりますと

おばちゃんをおばちゃんに見せないための、

デザイン力、技術力の高い

お洋服が必須です。

いえ、イオン様のセンスが

悪いと言っているわけではありません。

そもそも、ターゲットは

ファミリー層ですもの。

数少ないのにわがままな

独身女たちのニーズに応える必要がないのです。

 

そこで石巻での私のショッピングスポットは、

もっぱらホームセンターであります。

愛猫たちのおやつや庭木の苗、

DIYグッズなど、

ここでは服飾雑貨と食材以外、

ほとんど何でも揃います。

ホーマック、ビバホーム、コメリ…。

売っているものはそう変わりませんが、

なぜかお店のバリエが豊富。

その代わり、

お洋服は買いません。

買うところが、ありません。

そんな私の生活は、

東京時代と比べ、

どう変わったのでありましょうか!

ファイナンシャルプランナーの

中村芳子先生も、

お金について考えるには、

まず自分の暮らしぶりを把握することから、

とおっしゃっています。

私は一度、東京に居た時にも、

計算してみたことがあったのですが、

当時はたしか22、3万円になって、

ひとり暮らしなのに高すぎる!と

ビックリしたことがありました。

池袋の近くで家賃8万円に加え、

洋服や書籍代などもろもろで、

クレジットカードの支払いが

毎月10万円程度。

それ以外に、

日々の食材や外食費などは現金払い、

あわせて20万円超えは必須でありました。

 

一方、石巻では

昨年のちょうど今頃になりますが、

車1台分の現金払いで

まさかの一軒家を購入。

家賃ゼロ円になったのがとても大きく、

背中に羽根が生えたような軽さです。

しかも広さは、

自慢のお庭も入れますと、

東京で住んでいたアパートの

5倍以上ってアンタ!

そして、家が大きいと

何が起こるかといいますと、

人をうちに呼んでの飲み会が多くなり、

外食の機会がグンと減りました。

特にここは食材の宝庫・石巻。

新鮮な魚介や野菜が安価で手に入るので、

日々、とても贅沢な

食生活を送ることができます。

ある日の食卓

逆に、増えた支出といえば、

クルマとニャンコ費でありましょう。

特に、若い愛猫たちは食べ盛り。

後から来たクロちゃんにいたっては

アメリカ製オーガニックの

高価なカリカリをあげているにもかかわらず、

最近はより高値の

缶詰を要求してくるようになりました。

グルメのクロちゃん

それでもご飯とおやつ、

トイレの砂代を合わせて月々5000円程度。

ガソリン代も中古の軽自動車で、

1万円を超えることがありません。

 

そんなこんなで、

実際に支払った1か月分のレシートを集計すると、

な、な、なんと!

特別なことがない限り、毎月の生活費は

約10万円でこと足りることが

判明したのであります。

これには、

東京在住のファイナンシャルプランナー、

中村芳子先生もビックリ!

都会で暮らさないという選択、

これだけでも

おススメできるのではないかと思います。

みんな、地方で暮らして

空き家、買っちゃえばいいのに!

そんな風に本気で思う、

昨今なのでありました。

(続く)

のんきで平和な日々。正直、自分の人生にこんな暮らしがあるとは、思いもよりませんでした

塩坂佳子(しおさか・よしこ)

大阪府高槻市出身。関西学院大学文学部卒業後はアルバイトなどを経験し、25歳でフリーランスのライター兼編集者として開業。2000年に大阪を出て、友人が住む小笠原諸島父島へ。釣り船の手伝いなどをして島暮らしを満喫、その様子を雑誌に連載するなどして2年間の長期滞在を楽しんだ。その後、板橋区へ移住し、東京でのライター・編集業を本格始動。主な仕事は結婚情報誌「ゼクシィ」や「婦人公論」などで執筆。出版社との契約で中国上海市に1年間駐在、現地編集部の立ち上げと雑誌創刊などにも関わった。

東日本大震災後は、震災ボランティアとして宮城県を中心に訪問。2013年には、上海在住のイラストレーター・ワタナベマキコと共に、東北の名産品をユニークなキャラクターにした東北応援プロジェクト「東北☆家族」を立ち上げ。東京に住まいながら活動を続け、2015年秋に宮城県石巻市へ移住。2年間は主に石巻市産業復興支援員として、復興や地方再生を促す街の情報発信を担当した。2017年9月には自分の会社を設立。現在は、自宅兼オフィスとして購入した築50年の庭付き中古一軒家をDIYでリノベーションしながら、愛猫・ふーちゃんと共に新生活をスタートさせたばかり。

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